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屋根の劣化サインとは?劣化症状と対策について教えます!

屋根の劣化サインとは?劣化症状と対策について教えます!

屋根は建物の最上部にあり外部からの雨や風、雪、紫外線などから建物を守る重要な役割を果たします。
屋根は常に天候にさらされるため、気づいた時には劣化が進んでいることも。
劣化が進み雨漏りなどを引き起こす可能性を防ぐ為に、屋根の劣化の症状と対策について解説していきます。

屋根の劣化の原因

屋根の劣化の原因はさまざまな要素が組み合わさっており、環境や屋根材の種類によって異なります。主な劣化の原因をいくつか挙げてみます。

紫外線(UV)の影響

紫外線は屋根材に直接影響を与え、特にアスファルトシングルや塗装された金属屋根などで顕著に見られます。紫外線が長期間にわたり屋根に照射されると、屋根材の色が褪せ、保護層が弱くなります。この劣化は防水性能の低下や屋根の強度の弱化を引き起こします。

 

温度差による影響

昼間の暑さと夜間の冷え込みによって屋根材が膨張したり縮んだりします。この温度差が繰り返されることによって、ひび割れや破損が起こることがあります。

 

 

雨水や湿気による影響

雨水が屋根に浸透すると、屋根材が腐食したり、カビや苔が生える原因になります。屋根材にひび割れや隙間がある場合、雨水がそこから浸入し、劣化が進みます。

 

 

風による影響

強風や台風などの風が屋根に直接影響を与え、屋根材が飛ばされたり、屋根が破損する原因になります。特に古い屋根は耐風性が低く、風によってダメージを受けやすいです。

 

 

汚れや落ち葉による影響

屋根に汚れや落ち葉がたまると、雨水が溜まりやすくなり、湿気やカビの原因となります。また、雨樋が詰まると、雨水が屋根に滞留し、劣化が進むことがあります。

 

 

施工不良

屋根の設置時に不適切な施工が行われると、早期に劣化が進行します。例えば、屋根材が適切に固定されていなかったり、屋根材の重ね方が不十分であったりすると、隙間から水が浸入し、劣化が早まることがあります。

 

 

動植物の影響

屋根に苔や藻が生えたり、動物(例えば鳥や小動物)が屋根に巣を作ったりすることで、屋根の素材が傷んだり、湿気が溜まりやすくなったりします。

 

 

経年劣化

屋根材も時間と共に劣化します。屋根は常に外的要因にさらされているため、使用年数が長くなるとともに素材自体が劣化し、耐久性が低下します。

 

 

 

 

 

屋根の劣化症状

屋根の劣化症状にはいくつかの兆候があります。

劣化が進むと、屋根の機能が低下し、建物全体に影響を及ぼす可能性があるため、早期に確認し、対処することが重要です。

代表的な劣化症状をいくつか挙げます。

 

 

屋根の色褪せ

屋根の色褪せは、屋根の劣化の一つの兆候です。色褪せは、屋根材が紫外線や風雨、温度変化などの自然環境に長期間さらされることによって発生します。特にアスファルトシングルや金属屋根などで見られますが、他の屋根材でも発生することがあります。

 

色褪せの原因と影響

・紫外線(UV)の影響

紫外線は、屋根材の表面に直接的なダメージを与え、色を褪せさせます。アスファルトシングルや塗装された金属屋根は、紫外線によってその色が褪せやすいです。

 

 

・風雨による摩耗

雨や風、特に強風や豪雨が屋根表面を繰り返し叩くことで、表面の色を摩耗させます。これにより、屋根材の保護層が傷つき、色褪せが進行します。

 

 

・温度変化

屋根材が昼夜の温度差にさらされることで、膨張と収縮を繰り返し、表面が劣化します。このような物理的変化が色褪せの一因となります。

 

 

・汚れやカビ

長期間放置された汚れや苔、カビが屋根に付着することでも、屋根材が色褪せて見えることがあります。特に湿度が高い地域では苔や藻が繁殖しやすく、屋根に色褪せが見られることがあります。

 

色褪せの影響

・外観の劣化

見た目が悪くなり、建物全体の印象が悪くなります。

 

 

・防水性能の低下

色褪せが進行すると、屋根材の保護層(例えば、塗装やシール剤)の劣化が進み、防水機能が低下する可能性があります。これにより、雨漏りのリスクが高まります。

 

 

・耐久性の低下

色褪せとともに、屋根材の耐久性が低下することがあり、定期的なメンテナンスが必要になります。

 

 

 

苔や藻の繁殖

屋根にコケや藻が繁殖するのは、特に湿気が多い地域や陰湿な環境でよく見られる問題です。コケや藻の繁殖は、屋根材にさまざまな悪影響を与え、最終的に屋根の劣化を引き起こすことがあります。

以下は、コケや藻の繁殖についての詳細とその対策です。

 

コケや藻が屋根に繁殖する原因

・湿度や水分

コケや藻は湿気を好み、屋根に水分が長時間残ると繁殖しやすくなります。

特に雨が多い地域や湿気の多い場所で見られる現象です。

 

 

・屋根の勾配が不足している

屋根があまりにも平らであったり、勾配が足りないと、水はけが悪くなり、水分が屋根に残りやすくなります。

このような場所ではコケや藻が繁殖しやすい環境が整います。

 

 

・陰になる場所

木々や建物の陰にある屋根は日光を十分に浴びることができず、湿気が長期間残ります。

日光が不足することで、コケや藻が繁殖しやすくなります。

 

 

・汚れや落ち葉の堆積

屋根に落ち葉やゴミが積もると、これが湿気を保持し、コケや藻の繁殖を助けることがあります。

特に秋や春にこのような問題が発生しやすいです。

 

 

・屋根材の種類

コケや藻は、特に瓦やスレートなどの屋根材に繁殖しやすいです。

これらの素材は、微細な隙間や表面の粗さがコケや藻の根を固定しやすい環境を提供します。

 

 

コケや藻の繁殖による影響

・屋根材の劣化

コケや藻が屋根に繁殖すると、屋根材が常に湿った状態になり、これが劣化を早める原因となります。

湿気がこもることで、屋根材が腐食したり、ひび割れたりする可能性があります。

 

 

・防水性能の低下

コケや藻が繁殖すると、水分が屋根表面に溜まり、雨水が屋根に浸透しやすくなります。

これにより、屋根の防水性が低下し、最終的には雨漏りを引き起こすことがあります。

 

 

・見た目の悪化

コケや藻が屋根に生えていると、家全体の外観が悪く見え、建物の価値が低下します。

特に住宅地では、見た目の影響が大きいです。

 

 

・衛生的な問題

コケや藻の繁殖は、屋根の下で湿気やカビの発生を促進することがあります。

これが屋根裏にまで影響を及ぼし、カビや腐敗が進行する原因となることがあります。

 

 

 

ひび割れや亀裂

屋根のひび割れや亀裂は、屋根材の劣化が進んでいるサインです。

これらの症状が見られると、雨水が屋根内部に侵入する原因となり、最終的には雨漏りや建物の構造に影響を与える可能性があります。ひび割れや亀裂が発生する原因と、対策について詳しく説明します。

 

 

ひび割れや亀裂が発生する原因

・温度変化

屋根材は昼夜や季節ごとに温度変化を受けます。温度差による膨張と収縮が繰り返されることで、屋根材にひび割れが生じることがあります。特に、寒冷地では凍結と解凍が繰り返されることが原因で亀裂が入ることが多いです。

 

 

・経年劣化

屋根材は時間の経過とともに劣化していきます。紫外線や風雨、温度変化にさらされることで、屋根材が硬化し、脆くなります。その結果、ひび割れや亀裂が発生します。

 

 

・湿気や水分

雨水が屋根に長時間浸透したり、湿気が多い場所では、屋根材が膨張してひび割れが生じることがあります。特に、古くなった屋根材や密閉された屋根では、内部に水分がたまりやすくなります。

 

 

・強風や落下物

強風や落下物(例: 木の枝や飛来物)が屋根に衝突すると、屋根材が破損してひび割れが生じることがあります。また、風による強い圧力も亀裂を引き起こす原因となります。

 

 

・不適切な施工

屋根が施工された際に、屋根材の選定や取り付けが適切でない場合、ひび割れや亀裂が発生することがあります。特に、施工が不完全だと、屋根材が安定せず、外的な圧力で割れやすくなります。

 

 

ひび割れや亀裂による影響

・雨漏りの原因

ひび割れや亀裂が進行すると、そこから雨水が浸入し、屋根内部や天井に水漏れを引き起こすことがあります。

 

 

・構造の損傷

長期間放置すると、水が屋根下地に浸透し、木材や鉄骨などの構造材が腐食する可能性があります。これにより、建物全体の耐久性が低下します。

 

 

・断熱性の低下

屋根材の亀裂が大きくなると、断熱性が失われ、冷暖房効率が低下し、エネルギーコストが増加することがあります。

 

 

 

錆び

屋根のサビ(錆)は、特に金属屋根に見られる劣化症状で、放置すると屋根の構造や防水性に大きな影響を与えることがあります。サビが進行すると、屋根の強度が低下し、最終的には雨漏りの原因にもなり得ます。

以下では、屋根のサビが発生する原因や影響、対策方法について詳しく説明します。

 

 

屋根にサビが発生する原因

・金属屋根の材質

金属屋根(ガルバリウム鋼板、アルミニウム、鉄など)は、錆びやすい素材です。

特に、鉄や鋼でできている屋根は、酸素と水分が反応して酸化しやすく、サビが発生します。

 

 

・水分の蓄積

雨水が屋根に長時間残ったり、水が溜まりやすい場所(屋根の接合部や隙間)では、サビが発生しやすくなります。

また、湿気が多い地域では、サビが進行しやすい環境になります。

 

 

・塗装の劣化

金属屋根には、サビを防ぐための塗装やコーティングが施されていますが、この塗装が経年劣化すると、金属表面が露出してサビが発生します。

特に、紫外線や風雨の影響で塗装が剥がれると、サビが進行しやすくなります。

 

 

・空気中の塩分や酸性物質

海に近い地域や工業地帯では、空気中に塩分や酸性物質が含まれていることがあります。

これが屋根に付着すると、サビが進行しやすくなります。

特に海岸近くでは、塩害によるサビが問題となることがあります。

 

 

・物理的なダメージ

屋根が強風や落下物によって傷つくと、傷口が露出した部分からサビが発生することがあります。また、屋根にひび割れや亀裂があると、その部分に水分が溜まり、サビが進行しやすくなります。

 

 

サビが屋根に与える影響

・強度の低下

サビが進行すると、金属屋根の強度が低下し、脆くなることがあります。

これにより、屋根が変形したり、崩れたりすることがあります。

 

 

・防水性の喪失

金属屋根のサビは、防水層を損なう原因になります。

サビが進行すると、屋根に穴が開くことがあり、雨水が屋根内部に浸入する原因となります。

これが最終的には雨漏りを引き起こします。

 

 

・美観の損失

サビは見た目にも影響を与えます。

屋根が錆びてしまうと、建物全体の外観が損なわれることがあります。

 

 

・メンテナンスコストの増加

サビが進行している場合、修理や交換が必要になり、メンテナンスコストが増加する可能性があります。

早期に対処しないと、全面的な屋根交換が必要になることもあります。

 

 

 

屋根の浮きや反り

屋根の浮きや反りは、屋根材の劣化や構造的な問題を示す重要な兆候です。

これらの現象が発生すると、屋根の強度や防水性に影響を与え、最終的に雨漏りや建物へのダメージにつながることがあります。

以下では、屋根の浮きや反りの原因、影響、対策について詳しく説明します。

 

 

屋根の浮きや反りの原因

・経年劣化

時間が経つと、屋根材や構造が劣化し、元々の形状を保持できなくなることがあります。

特に古い建物では、屋根の反りや浮きが見られることがあります。

 

 

・湿気や水分の影響

屋根材や下地材に水分が浸透すると、膨張や収縮を引き起こし、浮きや反りの原因になります。

特に木材を使用した屋根では湿気による影響が大きいです。

 

 

・温度変化による膨張・圧力

日中と夜中、季節ごとの温度差によって、屋根材は膨張や限界を繰り返します。

これにより、屋根が歪んだり反ったりすることがあります。

 

 

・施工不良

屋根の施工時に不適切な材料や技術が使われると、屋根の構造が不安定になることがあります。

例えば、屋根材が適切に固定されていなかったり、下地の補強が不足していると、浮きや反りが起こりやすくなります。

 

 

・強風や地震

自然災害による影響も原因となることがあります。

強風で屋根材が浮いたり、地震で構造が歪んだりすることがあります。

 

 

浮きや反りが屋根に与える影響

・雨漏りや水漏れのリスク

屋根が浮いたり反ったりすると、屋根材がずれたり隙間ができたりすることがあります。

その隙間から水が浸入し、雨漏りを引き起こす可能性が高くなります。

これが続くと、建物内部に水が浸透し、壁や天井、家具などにダメージを与えることになります。

 

 

・構造的な不安定さ

屋根の浮きや反りは、建物全体の構造に負担をかけることがあります。

長期間放置すると、屋根の重さや不均等な荷重が原因で、屋根の構造がさらに劣化し

最終的には屋根が崩れるリスクが高まります。

 

 

・エネルギー効率の低下

屋根の浮きや反りによって、屋根の断熱性能が低下することがあります。

隙間や浮きができることで、熱が逃げやすくなり、冬は暖房効率が悪化し、夏は冷房が効きにくくなることがあります。

これにより、エネルギー消費が増え、光熱費が高くなる可能性があります。

 

 

・見た目の悪化

屋根の浮きや反りは、建物の外観に悪影響を与えます。

特に住宅の場合、見た目が悪くなると、価値が下がることがあります。

 

 

・修理や交換の費用増加

屋根の浮きや反りを放置しておくと、問題が悪化し、修理が難しくなり、最終的には屋根の全面的な交換が必要になることがあります。

早期に対応することで、修理費用を抑えることができます。

 

 

 

屋根の雨漏り

屋根の雨漏りは、建物にとって非常に深刻な問題です。

雨漏りが発生すると、内部の構造や家具、電気設備などにダメージを与えるだけでなく、カビや腐食の原因にもなります。

以下に、雨漏りの原因と対策について説明します。

 

 

屋根の雨漏りの原因

・屋根材の劣化

屋根材が長年の使用で劣化し、ひび割れや欠損が生じると、そこから水が侵入し、雨漏りが発生します。

特に、瓦やスレート屋根は経年劣化が進むことがあります。

 

 

・屋根の接続部分や隙間

屋根の端や屋根と壁の接続部分、または煙突周りなど、密閉が不十分な場所から水が浸入することがあります。

これらの接続部分の劣化や隙間が原因で、雨漏りが発生することがあります。

 

 

・雨樋(あまどい)の詰まり

雨樋や排水溝が詰まっていると、雨水が屋根に溜まり、適切に排水されないため、屋根材に負担がかかり、雨漏りを引き起こすことがあります。

 

 

・防水シートや下地材の劣化

防水シート(ルーフィング)や下地材が劣化すると、雨水が屋根の内部に浸透しやすくなり、雨漏りの原因となります。

 

 

・施工不良

屋根の施工時に不適切な技術や材料が使用されていた場合、接合部や防水処理が不十分になり、雨漏りが発生することがあります。

 

 

・風や強い雨

強風や大雨が原因で屋根材がずれたり、損傷したりすると、そこから水が浸入することがあります。

特に、台風や暴風雨の後に発生しやすいです。

 

 

雨漏りが引き起こす問題

・内部構造へのダメージ

雨漏りが続くと、屋根の下にある木材や構造材が水分を吸収し、腐食や劣化が進行します。

特に木材は腐敗しやすく、金属部品は錆びやすくなります。

これにより、建物の耐久性が低下し、最終的には構造全体の強度に影響を与えることがあります。

 

 

・カビやダニの発生

湿気が長期間残ると、カビやダニが繁殖しやすくなります。

カビは見た目に悪いだけでなく、アレルギーや呼吸器系の問題を引き起こすことがあります。

ダニも健康に悪影響を与え、特に喘息やアレルギーの原因となります。

 

 

・壁や天井の損傷

雨漏りが壁や天井に水を浸透させると、壁紙が剥がれたり、塗装が剥がれたりする原因になります。

長期間水分が滞留することで、壁材が膨張したり、色落ちやシミが発生することもあります。

 

 

・電気設備への影響

雨水が壁や天井に浸透すると、電気配線や照明器具に水が触れることがあります。

これにより、漏電やショートの危険が生じ、最悪の場合、火災の原因となることもあります。

水が電気機器に触れた場合は非常に危険です。

 

 

・耐熱性や断熱性の低下

雨漏りが続くと、屋根材や断熱材が水分を含み、断熱性や耐熱性が低下します。

その結果、建物内の温度調整が難しくなり、エネルギー効率が悪化します。

冬は暖房効率が悪くなり、夏は冷房の効きが悪くなります。

 

 

・健康への影響

湿気やカビ、ダニの影響を受けて、居住者の健康に悪影響を与えることがあります。

特に呼吸器疾患(喘息、アレルギー反応など)を引き起こすことが多く、長期間住んでいる場合は健康被害が深刻化する可能性もあります。

 

 

・修理費用の増加

雨漏りが発生したまま放置しておくと、問題が悪化して修理が大規模かつ高額になる可能性があります。

早期の対応であれば、比較的少ない修理で済むことが多いですが、時間が経つほど費用が増加することになります。

 

 

・不動産価値の低下

雨漏りがあると、家の価値が下がります。

特に売却を考えている場合、雨漏りの修理が必要となり、その分価格が下がることがあります。

また、雨漏りが発覚すると、買い手が購入を躊躇することがあるため、物件の売却が難しくなることもあります。

 

 

 

屋根のメンテナンス方法

屋根のメンテナンスは、建物の寿命を延ばし、劣化や雨漏りを防ぐために非常に重要になります。

 

メンテナンス方法は、屋根の状態や劣化の進み具合、どのくらい長持ちさせたいかによって変わってきます。

メンテナンス方法をご紹介しますので、屋根の劣化状況やライフプランに合わせて、適切なメンテナンス方法を選びましょう。

 

 

 

安価でお手軽なメンテナンス方法 屋根塗装

屋根塗装は、屋根を保護し、耐久性を高めるのに非常に重要な作業です。

屋根塗装をすることにより、美観の向上だけでなく防水効果や屋根の耐久性が高まり、紫外線から屋根材を保護する役割を持っています。

また、遮熱性を持つ塗料を使用することで夏の暑さを和らげる効果があり、夏場の光熱費の削減や冬場の暖房効率効果を高めることができ、エネルギー効率の向上効果もあります。

屋根塗装は、他の屋根カバー工法や屋根葺き替え工事に比べ費用が安く、工期が短いといったメリットもあります。

しかし、損傷や劣化がひどい場合は屋根カバー工法や屋根葺き替え工事が必要になります。

 

 

メリット デメリット
  • 1回の工事費用を低予算で抑えられる。
  • 工事期間が短い。
  • 遮熱性の塗料を使うことにより、夏場の光熱費の削減やエネルギー効率の向上の効果がある。
  • カラーバリエージョンが豊富なので、お好みのお色に塗り替えが出来る。
  • 時間とともに塗膜が劣化し、再塗装や補修が必要になる。
  • 定期的に塗装が必要になるので、そのたびに費用がかかる。
  • 定期的にメンテナンスが必要

 

 

金属屋根で包み込んで新築同様の仕上がりに 屋根カバー工法

屋根カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせるリフォーム工法です。

特にスレート屋根(コロニアルやカラーベストなど)の劣化に対してよく使われます。

屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せずに作業ができるため、解体・廃材処分費がかからず

工期が短く抑えられるメリットがあります。

また、コストを抑えながら耐久性や断熱性を高めることが出来るので人気のメンテナンス方法でもあります。

 

メリット デメリット
  • 既存屋根の撤去・処分が不要なため工事費用や廃材処分費が抑えられます。
  • 解体作業が少なくなる分、施工日数の短縮できます。
  • 屋根の層が増えるため断熱・遮音効果がアップする場合があります。
  • 屋根材の撤去を最小限に抑えられるため、廃材物が少なくエコです。
  • 古い屋根材をそのまま残すことで、工事中の雨漏りのリスクを軽減されます。
  • 屋根が二重になるので、建物全体の重量が増します。築年数が経っている家では、耐震性に影響を及ぼす可能性があります。
  • 既存の屋根を撤去しないため、下地(野地板や防水シート)の劣化を見落とす可能性があります。
  • 瓦屋根や劣化が激しい場合、カバー工法自体が適用できません。
  • 通気構造を適切に確保しないと、結露や湿気の問題が起きやすくなります。
  • カバー工法は一度しか出来ないため、次回のメンテナンスでは撤去費用が増えることがあります。

 

下地からしっかり直す 屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事とは、古くなった屋根材(瓦・スレート・金属屋根など)をすべて撤去し

新しい屋根材で吹き替える工法のことです。

屋根材だけでなく、下地や防水シートを新しいものに交換し、屋根全体をリフォームすることで

新築時もしくは新築時以上の性能になります。

近年では、地震対策・耐震性の向上という観念で、瓦屋根から軽い屋根材に葺き替えることで

地震時の安全性や耐震性を高める効果があります。

 

メリット

デメリット
  • 屋根の耐久性が向上する
  • 屋根下地(野地板・防水シート)を新しく交換するため、雨漏りなどのリスクが解消される
  • 軽量化により耐震性が向上する
  • 家の外観を一新できる
  • 費用が高い
  • 施工中に雨漏りするリスクがある
  • 廃材処分の手間とコストがかかる(アスベスト含有の場合、費用が高くなる可能性がある)
  • 工程が多い分工期も長くなる

 

まとめ

屋根の劣化を防ぐためのメンテナンスは、定期的な点検と早期の修理が鍵となります。

屋根材の交換や防水処理、雨樋の清掃など、適切なケアを行うことで、雨漏りや構造的な問題を未然に防ぎ、住まいの安全性と快適さを保つことができます。

少しでも屋根に気になる症状が出た際は、放置せずに専門業者に相談しメンテナンスや補修をするかを決め、対応しましょう。

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