blog

  • お役立ちコラム

外壁の膨らみは放置厳禁!発生原因から対策法まで解説します

外壁の膨らみは放置厳禁!発生原因から対策法まで解説します

外壁の「膨らみ」は、外壁塗装や建物の劣化サインです。
見逃すと雨漏りや外壁の腐食、建物全体の寿命に関わる重大なトラブルになることも。
以下に詳しく解説していきます。

外壁の膨らみとは

外壁の膨らみとは、外壁の表面、特に塗膜が内側から押し上げられるような形で部分的に盛り上がったり浮き上ったりする現象を指します。

まるで水ぶくれや空気ぶくれのように見えることが多く、大きさや形は様々です。

 

具体的には以下のような状態を指します。

 

 

塗膜の浮き上り

外壁に塗られている塗料の層(塗膜)が、下地から剥がれて浮き上っている状態。

指で押すとプカプカ浮いている感触があります。

 

 

泡状の盛り上がり

小さな泡のようなものが複数でき、それが集合して大きな膨らみになったりする状態。

 

 

水ぶくれ状の膨らみ

内部に水分が溜まっているかのように、盛り上がって見える状態。

 

 

 

これらの膨らみは、見た目の問題だけでなく外壁の保護機能が低下しているサインです。放置するとより深刻な問題に発展する可能性があります。

 

 

外壁の膨らみが出来てしまう原因

外壁に膨らみが発生する原因は、大きく分けて以下の2つが考えられます。

 

 

1.外壁塗装の経年劣化

外壁は時間の経過とともに、紫外線や雨風などの影響で塗膜が劣化していきます。

この劣化が進むと、以下のようなメカニズムで膨らみが生じることがあります。

 

 

雨水や湿気の侵入と気化

塗膜にひび割れや剥がれが生じると、そこから雨水や湿気が外壁材と塗膜の間、または旧塗膜と新しく塗った塗膜の間に侵入します。

この水分が、日中の温度上昇などによって気化し水蒸気となって塗膜を内側から押し上げ膨らみを発生させます。

特に、熱を吸収しやすい窯業系サイディングなどは、この「蓄熱水蒸気膨れ」が起こりやすいとされています。

 

 

塗膜の密着性低下

塗膜が経年で劣化すると、外壁材への密着が徐々に低下します。

これにより、塗膜が浮き上りやすくなり、小さな隙間から空気や湿気が入り込んで膨らみが生じることがあります。

 

 

外壁材の膨張・収縮

外壁材自体が水分を吸収し、乾燥することで膨張と収縮を繰り返すことによって塗膜に負担がかかり、結果として膨らみが生じることがあります。

 

 

2.外壁塗装工事の不備・施工不良

塗装工事が適切に行われなかった場合も、早い段階で膨らみが発生することがあります。

 

 

洗浄・乾燥の不十分

塗装前に外壁の汚れ、カビ、コケなどを十分に除去しなかったり、洗浄後に外壁が完全に乾燥しないまま塗装を行なったりすると、塗料が下地にしっかりと密着せず、後から水分が蒸発して膨らむ原因となります。

 

 

塗料の乾燥不足

下塗り・中塗り・上塗りの各工程で、塗料が十分に乾燥する前に次の塗料を重ねてしまうと、内部に残った水分や溶剤が気化して塗膜を押し上げ、ふくらみが発生します。

 

 

下地処理の不備

塗装前に古い塗膜の除去やひび割れの補修、表面を粗くするケレン作業などの下地処理が不十分だと塗料が密着せず、剥がれや膨らみの原因となります。

 

 

塗料の選定ミス・配合ミス

外壁材や旧塗膜との相性が悪い塗料を選んだり、塗料の希釈を誤ったりすると塗膜の密着性が低下し、膨らみを引き起こすことがあります。

特に、弾性塗料は水分が入り込みやすい特性を持つため注意が必要です。

 

 

塗布量不足

下塗り材の塗布量が不足していると、後から塗る中塗り・上塗り塗料が下地に吸い込まれてしまい塗膜全体の密着性や耐久性が低下し膨れにつながる可能性があります。

 

 

その他

結露

昼夜の寒暖差が大きい場合や湿度が高い環境では、空気中の水分が塗膜表面に結露し

それが塗膜内部に浸透して膨れやシワを発生させることがあります。

 

 

外壁の膨らみを放置するリスク

 

外壁の膨らみを放置すると、見た目だけの問題だけでなく、建物の構造や居住環境に深刻な影響を及ぼす様々なリスクがあります。

主なリスクは以下の通りです。

 

 

構造材の劣化・腐食

膨らみの原因となっている水分が、外壁材の内部や下地材に浸透し続けると木材や金属などの構造材が腐食したりカビが発生したりします。

これにより建物の耐久性が著しく低下し、最悪な場合、倒壊するリスクも生じます。

 

 

雨漏りの発生

膨らみが進行すると、塗膜が剥がれ落ち、外壁材に直接雨水が当たるようになります。

ひび割れや隙間から雨水が建物内部に侵入し、雨漏りにつながります。

雨漏りは、天井や内壁のシミ、床材の腐食、電気系統の故障など、様々な問題を引き起こします。

 

 

シロアリの発生リスク増大

雨水や湿気により腐食した木材は、シロアリにとって生息環境となります。

シロアリが一度発生すると、建物の内部構造を食い荒らし、耐震性を著しく低下させます。

シロアリの駆除や補修には多額の費用がかかります。

 

 

断熱効果の低下

外壁内部に水分が侵入し、断熱材が濡れてしまうと断熱効果が著しく低下します。

これにより、室内の冷暖房効率が悪くなり、光熱費が増加します。

また、カビや結露の原因にもなります。

 

 

健康被害

室内の湿気が高まったり、カビが発生することで、アレルギー症状や喘息などの健康被害を引き起こす可能性があります。

特に、小さなお子様や高齢者がいる家庭では注意が必要です。

 

 

補修費用の高騰

初期段階の膨らみであれば、部分的な補修で済む場合もありますが、放置して劣化が進むと大規模な外壁の張り替えや内部構造の補修が必要となり、結果的に工事費用が大幅に高くなります。

 

 

建物の資産価値の低下

外壁の膨らみやそれに伴う劣化は、建物の外観を損ねるだけでなく構造上の問題を示唆するため、建物の資産価値を低下させます。

将来的に売却を考えている場合は買い手が見つかりにくくなったり、価格交渉で不利になったりする可能性があります。

 

 

見た目の悪化

膨らみや剥がれが目立つ外壁は建物の美観を損ね、建物の印象を悪くします。

 

 

 

外壁の膨らみの予防法は?

外壁の膨らみを予防するために、劣化の原因となる要因をできるだけ排除し、外壁材と塗膜の健全な状態を維持することが重要です。

以下に具体的な予防策をまとめます。

 

 

適切な時期での外壁塗装(定期的なメンテナンス)

耐用年数を考慮した再塗装

外壁塗装の塗料にはそれぞれ耐用年数があります。

ウレタン塗装で5~7年

シリコン塗装で7~10年

フッ素塗料で10~15年

塗料の種類によって異なります。

これらの年数を目安に、塗装が劣化する前に再塗装を検討しましょう。

 

 

早めのサインを見逃さない

チョーキング(カベを手で触ると白い粉が付く現象)、色あせ、小さなひび割れ、コケ、カビの発生は、塗膜が劣化しているサインです。

これらの症状が見られたら、膨らみが発生する前に専門業者に相談しましょう。

 

 

定期的なセルフチェックと専門業者による点検

目視での定期点検

年に1~2回、ご自身で外壁を目視でチェックする習慣をつけましょう。

特に雨上がりの翌日などは、ひび割れや膨らみが発見しやすいタイミングです。

 

 

専門業者による定期点検

外壁塗装の専門業者に、数年に1度(例えば5年に1度など)の定期点検を依頼することも非常に有効です。

プロの目線で、初期の劣化症状や隠れた問題を発見してもらうことが出来ます。

 

 

 

これらの予防策を講じることで、外壁の膨らみの発生リスクを大幅に低減し、建物の美観と耐久性を長く維持することができます。

 

外壁の膨らみの補修方法と補修費用

外壁の膨らみは、その原因と状況によって適切な補修方法が異なります。

大きく分けて「部分補修」と「全面補修」があり、DIYでの対応では限定的でリスクが高いです。

 

 

1.補修方法の選択肢

外壁の膨らみを補修する際には、以下の方法が検討されます。

 

部分補修(部分塗装)

膨らんでいる箇所の塗膜を切り開いて剥がし、内部の水分を完全に乾燥させます。

その後、必要に応じて下地の補修(ひび割れ補修、ケレン作業など)を行い、新しい塗料で再塗装します。

周囲の色に合わせて部分的に塗装するため、色合わせが重要になります。

 

注意点

周囲の塗膜との色や質感の差が出る可能性があり、完全に目立たなくするのは難しい場合があります。

また、根本的な原因が解決されないと別の個所から膨らむ可能性があります。

 

 

全面補修(外壁塗装のやり直し)

外壁全体を高圧洗浄し、膨らみ箇所を含む劣化した塗膜を徹底的に除去します。

その後、下地処理(ひび割れ補修、ケレン、パテ処理など)を丁寧に行い、下塗り・中塗り・上塗りと新しい塗料で外壁全体を再塗装します。

 

注意点

足場設置が必要なため費用が高くなりますが、外壁全体の美観と耐久性を回復させることができます。

 

 

外壁材の張り替え・重ね張り(カバー工法)

既存の外壁材を取り除き、新しい外壁材に交換する「張り替え」と、既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ねて張る「重ね張り(カバー工法)」があります。

 

注意点

大規模な工事となり、費用も高額になりますが、建物の耐久性や性能を大幅に向上させることができます。

 

 

2.補修費用と期間の目安

費用や期間は、膨らみの原因や範囲、外壁材の種類、選ぶ補修方法、足場の有無などによって大きく変動します。

 

 

部分補修

・費用:数万円~20万円程度。足場の設置が不要な場合は安価にすむことがあります。

 

・期間:数日~1週間程度

 

 

全面補修(外壁塗装)

・費用:60万円~150万円以上(一般的な戸建て住宅の場合)。足場代(10~20万円程度)が含まれています。

 

・期間:7日~2週間程度。下準備(足場設置、洗浄、下地処理など)に1週間かかることもあります。

 

 

外壁材の張り替え・重ね張り

・費用:張り替えは100万円~200万円以上。重ね張りは90万円~180万円以上。

・期間:張り替えは3週間~1か月程度。重ね張りは2週間程度。

 

 

3.DIYでの補修について

外壁の膨らみは高所作業を伴うことが多く、落下のリスクが非常に高いです。

また、膨らみの根本的な原因を特定し、適切な処理を行うには専門知識と技術が必要です。

自己判断で補修をすると、かえって症状を悪化させたり、隠れた問題を見過ごしたりする可能性があります。

 

 

基本的には専門家に任せる

膨らみの原因は複数なことが多く、適切な診断と処置が必要です。

自己判断で穴をあけたり、接着剤を塗ったりするのは避けましょう。

一時的に水を抜くために小さな穴をあける処置が紹介されることもありますが、さらに水が侵入するリスクを高めることになりかねません。

 

 

プロによる応急処置

専門業者に依頼すれば、必要な場合は安全かつ適切な方法で応急処置をしてくれるでしょう。

軽度な膨らみであれば、ビスや釘で固定するなどの応急処置が可能な場合もありますが、根本的な解決にはなりません。

 

 

 

外壁の膨れを見つけた場合

 

外壁に膨らみを見つけたら、早急に適切な対応をとることが重要です。

放置すると深刻な問題に発展するリスクがあるため、以下のステップで対応しましょう。

 

 

1.状況の確認と記録

写真や動画を撮る

膨らみの大きさ、範囲、場所、そして周囲の状況などを写真や動画で記録しておきましょう。

日付も一緒に記録しておくと、後々の証拠として役に立ちます。

 

 

発生時期の確認

いつ頃から膨らみが出始めたのか、何かきっかけがあったか(例えば数年前に外壁塗装をした、最近大雨が降ったなど)を思い出してみましょう。

 

 

範囲と数

小さなふくらみがいくつあるのか、広範囲にわたって発生しているのかを確認します。

 

 

手で触ってみる

軽く押してみて、内部に水が溜まっている感触があるか、空気が入っているだけか、硬いかなどの確認をします。

ただし、力を入れすぎると敗れてしまう可能性があるので注意してください。

 

 

 

2.施工業者への連絡(新築・塗装後間もない場合)

保証期間の確認

もし数年以内に新築した、または外壁塗装を行ったのであれば、まずは施工してもらった業者に連絡しましょう。

多くの外壁塗装は3年・5年・10年といった保証期間が設けられています。

 

保証書を確認し、膨らみが保証の対象となる劣化症状(剥がれなど)に該当するかを確認します。

施工不良が原因であれば、無償で補修してもらえる可能性が高いです。

 

 

早めの連絡が重要

施工不良の疑いがある場合は、時間をおかずにすぐ連絡することが大切です。

 

 

3.専門業者への相談・調査依頼

施工から時間が経っている場合や、施工業者が不明な場合、あるいは対応に不満がある場合は外壁塗装やリフォームの専門業者に相談し、現地調査を依頼しましょう。

 

 

業者選びのポイント

・過去の施工事例や口コミ、地域の評判などを確認しましょう。

 

・見積りに詳細な内訳が記載されているか、不明瞭な点がないかを確認します。

 

・外壁診断士、雨漏り診断士などの有資格者が在籍しているかどうかも安心材料になります。

 

・工事後の保証期間や内容、定期点検の有無などを確認しましょう。

 

・地域に根差した業者であれば、地域の気候や特性を理解しており、神速な対応が期待できます。

 

 

複数の業者から見積りを取る(相見積り)

複数の業者から見積りを取ることで、費用や提案内容を比較検討し、適正価格や信頼性を判断できます。

 

 

4.第三者機関への相談(業者とのトラブルの場合)

もし施工業者との間で話がこじれてしまったり、対応に納得いかない場合

 

・国民生活センター

 

・住まいるダイヤル(国土交通大臣指定の住宅リフォーム・紛争処理支援センター)

 

・地域の消費者センター

 

こちらの第三者機関に相談することも検討しましょう。

 

 

 

まとめ

外壁の膨らみは、建物の健康状態を示す重要なサインです。

外壁の膨らみは、初期段階では小さく目立たないかもしれませんが、放置すると剥がれにつながり、最終的には外壁材そのものの劣化や。建物内部への水の侵入(雨漏り)を引き起こす可能性があります。

そのため、発見したら早期に専門家による診断と適切な処置を行うことが重要です。

施工
エリア

千葉県
市川市、松戸市、流山市
東京都
江戸川区、葛飾区
埼玉県
三郷市、八潮市、草加市など

地域密着サービス提供のため事務所から片道30分程度まで。
その他お近くにお住まいの方は、お電話でご確認ください。

施工エリア
  • 屋根外壁調査無料
  • 火災保険サポート

まずは無料診断
屋根の状態をチェック!!

お急ぎの場合はお電話ください

0800-080-0119

9:00-19:00 月曜定休